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CAREER STORY 01
チームで団結する楽しさは、
サッカーとSS店長の共通項。
AIステーションセルフ大江 店長
「店長だから特別、ってことはないですよ。みんなと一緒です」。はにかみながらも、まっすぐに前を向いて答える眼差しが印象的だった。取材を通して、その背景には幼少期から取り組んできたサッカーや、高校寮生活での経験が結びついているのだとわかる。
相光石油には直営43店のうち、3店のコーティング・洗車専門店「スマートカーウォッシュ」がある。そのうちのひとつが、熊本・大江にある「スマートカーウォッシュ熊本 AIステーションセルフ大江」。ここで店長を務めるのが嶋田美香だ。
長年サッカーをプレーしてきた彼女が言うには、SSの仕事とサッカーには、似ているところがあるらしい。どういうことだろうか。そして今、店長として働く嶋田は何を大切に思い、日々をどう過ごしているのか。現場を訪れ、話を聞いた。
career
- 2009年頃
- アルバイトとして川尻SSにて勤務
- 2010年
- BTA(ブリヂストンタイヤアドバイザー)取得
- 2012年
- コーティング技術1級取得
- 2013年
- 地域活性化社員として入社
川尻SS店長に就任 - 2015年
- 大江SSに店長として勤務
※所属・記事の内容は、取材当時のものです。
なでしこリーグを目指した サッカー生活から、SSの店長へ
小さい頃から体を動かすのが好きで、以前はずっとサッカーをやっていたんです。中学は地元・熊本のクラブチーム、高校は特待制度で福岡に行って、3年間の寮生活をしながらサッカーに励んでいました。高校を卒業して、熊本に帰ってきて。なでしこリーグを目指すチームに入り、日中はアルバイトをしながら、火〜金曜日は夜に練習、土日は試合。そんな生活を送っていましたね。
実は初めてのアルバイトは、別会社のサービスステーション(以下、SS)でした。ただ練習場も遠かったし、あまり楽しい職場環境ではなくて。別のSSはないかなと探したとき、川尻に相光石油のSSがあるのを見つけて、働き始めました。2年ほどはアルバイトをしながら、サッカーの練習に明け暮れる生活。でも21歳のときに、大怪我をして。靭帯断裂。半年ほどの入院で、7回くらい手術して。もうそのときには、サッカーを辞めようと決めていました。
当時の店長は、私の入院中も、相光石油のアルバイトに籍を残して待っていてくれたんです。それが嬉しかったのもあって、退院後はそのままアルバイトに復帰を決めました。働くなかで「社員にならない?」と声をかけてもらうことはあったのですが、当時はあまり乗り気ではなかったんです。今は社内の働き方改革があってガラッと変わりましたが、10年くらい前の昔は、なかなか休暇のとりづらい環境だったのもあって。
ただ、人の異動で、自分のいたSSで店長になる人が必要になって。私はアルバイト歴が長く地元のお客さんとも仲がよかったこと、上司の方から「ぜひ社員に」と背中を押してもらったことから、27歳で契約社員、同時に店長になりました。今は地域活性化社員といって、地元を離れずに働くことができる枠ですね。アルバイトから店長になる人、多いですよ。年齢や性別じゃなく、一人ひとりを見て評価してくれる風土はあると思います。
一人ひとりの得意を活かして、チームでやっていく。
SSでは、基本的に会社から何かをやれと言われるのではなくて、みんなの力をあわせて自主的にやっていくような雰囲気です。その「みんなでやっていく」空気は、サッカーと似ているところがあるな、と思うことがありますね。
例えば、売上目標などの数字は、ひとりでやっても絶対に達成できない。だから協力する必要があるんですが、従業員にもいろんな人がいる。販売が得意な人もいれば、販売は苦手だけれど洗車やタイヤ交換などの作業が得意な人もいたりして。だから一人ひとり、自分の得意分野を言葉にして、共有するようにしているんです。
あなたは販売、あなたはタイヤ、と役割を言葉にすることで、みんなでチームとして盛り上がって、一致団結してやっていく。その結果、月の目標を達成したときはみんなで喜びますし、達成できなければみんなで悔しがります。そういう一体感は、サッカーのチームプレーと似ているところがあると思います。
この「みんなで」という感じ、最初にアルバイトした別のSSではなかったんです。従業員どうしの接点がほとんどなくて。だから相光石油に来たとき、「みんなで」という雰囲気があることに驚いて。自分にはこのほうが合っているな、と感じましたね。
その雰囲気を大切にしたいから、日頃の小さなコミュニケーションも大事にしています。スタッフの体調が悪そうなら「大丈夫?」とひと声かけるとか。一つひとつは本当にちょっとしたことですが、その積み重ねなので。やっぱり、長い時間を一緒に過ごすなら、楽しく働きたいじゃないですか。社長もよく、「従業員どうしで目配り、気配りができていないと、お客さまに対しては絶対にできない。」と話されています。本当にそうですよね。
自分が従業員とのコミュニケーションを大切にしているのは、高校の寮生活での経験もあるのかもしれない。当時、上下関係が本当に厳しくて。下級生は嫌な思いをすることも多かった。それで自分が3年生になったとき、「自分たちの代でもうやめよう」と言って、その関係性をやめたんです。だからSSでも、年齢も性別も経験も関係なく、みんなが、一人ひとりの得意を活かして、働きやすい雰囲気にしたい。せっかく一緒に過ごすなら、楽しくしたい。そういう思いが、根っこにはあるのかもしれないです。
「あなたがいるから、ここに来る」
私、最初は、「軽油って軽自動車に入れるんですか?」くらいの、この業界のこと何も知らない状態でアルバイトに入ってきたんですよ(笑)。そんな知識ゼロの自分でも、先輩にいろいろ教えてもらって、今は店長をやらせてもらっている。誰でも、ゼロからでもできる。これは自信を持って言いたいです。
最初にお客さま対応に入るときは緊張しますけど、お客さまから「ありがとう」と言っていただけると嬉しくて。何度か顔を合わせるうちに、「あなたがいるから、ここに来る」という言葉をかけていただいたときには、自分が認められたことが誇らしく、とても嬉しかったですね。
今は自分より、むしろアルバイトの方に対して「あら、今日○○さんは?」という声をいただくことが多くなりました。他の従業員が、お客さまから求められていることは、私もすごく嬉しいです。大変なことですか? しいて言うなら、やっぱり外なので、夏暑くて、冬寒いことですよね。それぐらいだと思います。
2年ほど前から、会社が抜本的な働き方改革を行ってくれています。さっき、10年前は相光石油で働きたいと思っていなかったと打ち明けましたが(笑)、今は本当に、働きやすい環境づくりを会社が支援してくれているのをすごく感じています。だから入社してよかったなと。
個人的に一番嬉しいのは、休みがしっかり取れること。SSの仕事って「連休が取れない」イメージがあると思うんですが、うちは3連休を月に1回、2連休を月に2回、プラスでもう2日、月に9日休んでください、という形になっているので。私自身、オンオフがはっきりして、メリハリのある生活になりました。
おかげで、オフタイムも楽しく過ごしています。ここ数年はゴルフにハマっていて、月に1回くらいは、上司やアルバイトの方々と、和気あいあいとゴルフに行ったりもしますよ。あとは、クロスバイクでぷら〜っとどこかに出かけたりとか。何も考えずに、音楽聞きながら、自転車をこいで、汗をかいて。気持ちいいですよ! 阿蘇まで行ったこともあります、めちゃきつかったですけど。ちなみに、通勤もクロスバイクです。
オフタイムも充実。クロスバイクにゴルフに楽しんでいます!
知識を深めて、仲間と一緒に、ずっと楽しく。
私はまだSSの現場しか知らないので、業界全体で考えると、もっといろいろと勉強することがあると思っていて。ガソリン価格の高騰があれば補助金の話が出てくるなど、広い知識をつけることでもう一歩、仕事への理解も深まるし、それはお客さまへの応対にも表れてくると思うんです。
今までは教えてもらうことが多かったですが、今度は自分がもっと学んで、それを従業員にも教えていけるようにしたい。まだ川尻と大江、2か所のSSしか経験していないので、他のSSも経験して視野を広げていきたいという思いもあります。
一方で、自分には出世願望はあまりなくて。どこへ行っても、みんなで一緒に成長できたらなと思いますし、だからこそ自分に知識をつけて、仲間に教えていけるような、そんなふうでありたいです。やっぱり、最後は人間関係じゃないですかね。どんなに仕事ができても、人間関係がよくなければ楽しくないと思いますし。その点、人間関係はとってもいいと思います、相光石油は。
ある1日の流れ
TIME TABLE- 7:00
- 出社 その日の目標数値確認、やるべきことの確認
- 8:00
- 朝礼 スタッフとの目標共有など
お客さま対応、洗車、タイヤ販売、点検業務等 - 19:00
- 退社
「1日の目標・計画は朝礼で話して、チームとしての目線を合わせます。でも、あとは店長だから特別、というのは別にないですよ(笑)。私も表に立って掃除からやりますし、一緒に洗車や販売もする。もちろん、何か問題が起きたときは私が対応しますが、ほぼみんなと一緒に働いています。やっぱり、『みんなと一緒に』を大事にしたいなと思うので」